
平素より、島根中央信用金庫に対しまして、格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
2025年度の我が国経済は、米国の関税措置の影響や円安・インフレによるコスト増加等の影響を受けながらも、堅調な企業業績を背景とした設備投資や、賃上げを原動力とした民間消費の増加に下支えされ底堅く推移し、日経平均株価は10月には史上初の5万円台に達しました。国内金利は、日銀の金融政策正常化に伴う追加利上げにより、12月には政策金利が30年ぶりの水準である0.75%に引き上げられ、長期金利についても春先から夏場にかけては1.5%前後で推移していましたが、年末からは2%超えが定着するなど年間を通して上昇傾向が続き、「金利のある世界」が本格化した1年でした。
このような経営環境ではありましたが、当金庫は引続きFace to Faceによる営業活動に全力を挙げ、地元とともに成長し続ける金融機関、真っ先に使ってもらえる地域一番店を目指しシェアアップに取り組み、売上不振や原材料費、人件費の増加負担に直面する地元事業者に対しても総力を挙げて支援してまいりました。11月には斐川東支店をリニューアルオープンし、また、2026年度に行う久手支店の新築移転工事の着工や、その後の本店の新築移転統合の準備を進めました。お客様の負担軽減や窓口業務の効率化の観点から、1月より全ての店舗において窓口支援システムの本格稼働を開始しました。お客様と職員がタブレットを操作することで伝票の記入を原則廃止し、待ち時間の短縮も図りました。
また、当金庫では育児・不妊治療と仕事の両立ができる環境づくりを行い、2025年度施行の新基準では全国の金融機関で初、また島根県内企業でも初の厚生労働大臣認定の「くるみんプラス」認定を取得、厚生労働省の「トモニン」にも新規登録しました。積極的な若手登用、人材育成、働きやすい職場づくりに努め厚生労働省の「ユースエール認定」(3年連続)、経済産業省の「健康経営優良法人2026(中小規模法人部門)」に3年連続認定、島根県の「こっころカンパニー」、「しまね女性の応援企業」、「しまねイクボスネットワーク」、出雲市の「出雲市イクボス宣言企業」に登録しております。
これらの取り組みを地域の皆様にご理解いただいたことで、当金庫の預金積金の期末残高は3,060億円と13期連続で増加し、貸出金も1,837億円に伸長した結果、売上高に当たる経常収益は100億77百万円、金融機関として最も中核的な利益を表わすコア業務純益(投資信託解約損益除く)は16億56百万円、当期純利益は11億55百万円となり、増収増益となりました。これを受け、剰余金処分において配当率を0. 7%引き上げ年1.8%から年2.5%とすることとしました。
これもひとえに地域の皆様方の温かいご支援の賜物であり、役職員一同心より感謝申しあげます。
第7次中期経営計画の2年目となる2026年度は、引続き「収益性基盤の強化」、「健全性基盤の強化」、「人財の育成」を骨子とした施策に取り組み、特に預金の増強、貸出金利回りの市場金利上昇への追随、人的資本の取り組み等に注力してまいりますので、変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2026年8月
理事長 ![]()





